「もともと一人でいたい人」「ストレスでなりたくなった人」心理の違い
言うまでもありませんが、
「もともと一人でいたい人」
と、疲れなどから来るストレスで
「一人になりたくなった人」
では、心理も状況もなにもかも違います。
前者は正常な状態ですが、後者は正常ではありません。
この記事では元々「一人でいたい人」の心理と、ストレスで「一人になりたくなった人」の心理をそれぞれ紹介します。
もともと「一人でいたい人」の心理
私もそうですが、元々「一人でいるのが好きな人」がいます。
そういう個人プレーヤーが、「一人になりたい」と思う理由はなんでしょうか。
一人でいたい人の心理
元々「一人でいたい人」は、次のような理由や気持ちから、なにごとも一人でやりがちです。
- 周りに気を使いたくない
- 自分のペースで物事を進めたい
- 自分の価値観にあわせて行動したい
- お互いに必要な時は一緒にいればいい
一緒に作業する人がいたら、やっぱりいろいろとケアしますよね。
それに予定変更したくなったら関係者に連絡する必要があります。
でも自分だけなら変更もすぐに出来ますし、ケアする手間もなくなります。
友人や家族、パートナーとは一緒にいる時間は長いですが、一緒にいる時間と作業する時間とのメリハリはつけたい、と思う人が多いです。
一人でいたい人の行動や特徴
こういった元々「一人でいたい人」の特徴としては、つぎのようなものが挙げられます。
- 自分の事は自分でやりたがる
- 責任感がある
- プライベート空間を大切にする
- 周りに気を使いすぎる
- 人間関係にトラウマがある
周囲に気を使いすぎる人は、自分よりも他人の気持ちを優先する傾向にあります。
すると気を使いすぎて精神的に疲れが溜まってきます。
なので「一人でいたい人」には、愛想が良い人や協調性を大切にする性格の人が多いです。
また責任感があり、
自分で考え、自分で選び、結果は自分の責任である、
と考えます。
そんな感じで一人でいる時間や空間を大切にするため、人から「冷たい」と言われることもあります。
ひとりになるメリットとは?
でも、元々一人になりたい人は、どうしてそうなったのでしょう。それは一人になるメリットがあるからです。
一人でいる時間を大事にしていると、次のようなメリットがあります。
- 自分のペースで自由に時間を使える
- 好きなことが、いつのまにか上達している
- モヤモヤがスッキリし、ストレスが解消される
一人になるメリットについては、次の記事で詳しく紹介しています。
ストレスで「一人になりたくなった」人の心理
対して、「ストレスで一人になりたくなった人」の心理は、全く違います。
もともと「一人になりたいひと」は、性格の話です。
それに対して、ストレスで一人になりたいと思い始めた人は、
周りからそういう心理状態にされている
わけです。
自分からなりたくてなったわけじゃない。強制感があります。
なので良い状態ではありません。
一人になりたいと思う、心理とタイミング
周りから影響(ストレス)で、強制的に不健康な状態にされてしまうのですが、ほとんどの場合は次のようなときに「一人になりたい」と思うようになります。
① 疲れている
② 悩んでいる
③ 環境
④ 病気
疲れがひどかったり、なにか悩みごとがある場合、ストレスが発生します(そのメカニズムについてはこちらの別記事で解説しています)。
まず ①疲れている または ②悩んでいる の状態になり、
それが続くと ④病気 になってしまいます。
たとえば次のような状態が続くと、ストレスが酷くなって病気になってしまいます。
- ハードな仕事が続いて、心身ともに疲れている
- 家族の世話に追われて、自分の時間がとれない
- 学校の成績が伸び悩んでいる
- …など
また ③ 環境 では、仕事環境や生活環境がわるいと、それがストレスになることがあります。
ストレス下における、人の行動と態度
ストレスを受けると、人は感情のコントロールがうまく出来ない、という状態になります。
つぎのような行動や態度になりがちです。
① 自己中心的になりがち
② 自己評価が低下する
③ バイアス思考で視野が狭くなる
④ 身体が弱ってくる
自分はいつも通りにしていても、なにかトラブルを起こしがちになります。
注意して行動することが大切です。
ストレスを受けた場合の「一人になりたい」心理については、次の記事で詳しく解説しています。
終わりに
「もともと一人になりたい人」の心理は、性格的なもので、見た目とは裏腹に気を使いすぎる人が多いです。
対して、「ストレスを受けて一人になりたくなった人」の心理は、元々の性格とは関係なく、外からの圧力で強制的なものです。
両者を同じものとして考えるとトラブルのもとになります。
ストレスへの対応のしかたについては、次の記事で詳しく解説しています。